自衛隊の派遣要請の遅れをめぐり、静岡市の田辺市長と静岡県の川勝知事が応酬を繰り広げました。2人の連携不足が指摘される中、市長は「携帯番号を知らなかった」と知事に緊急連絡ができなかった理由を明かしました。
<記者>
「世間的に言われている知事と市長の不仲はお認めになりますか?」
<静岡市 田辺信宏市長>
「そうですね。こういう緊急時にお互いを気遣って電話し合うという関係はできておりません」
11日の記者会見で静岡県の川勝知事との不仲を認めた静岡市の田辺市長。台風15号の自衛隊派遣要請の遅れをめぐっての発言です。
<記者>
「災害派遣要請が遅かったという声もあるが?」
<静岡県 川勝平太知事>
「残念ですね。(県は)災害派遣要請をする用意がありながら、残念ながら、市町から(要求が)上がってこないということでじりじり待っていた」
9月26日、川勝知事は自衛隊に派遣要請をした直後、静岡市の判断が遅かったことを示唆していました。これに対し、11日、田辺市長は…。
<静岡市 田辺信宏市長>
「今、振り返って批判するということは私は避けたいが、じりじり待っていたのならば、知事から一本電話を頂きたかったという気持ちはあります」
自身への批判の矛先を知事に向けた田辺市長ですが、なぜ自ら知事に電話しなかったのかを問われると…。
<静岡市 田辺信宏市長>
「首長間は携帯電話でやり取りするのは常識なんですね。しかし、知事とは携帯で電話ができません。知りません、私、携帯番号を。教えてもらおうと思ったこともありましたけど、残念ながら教えて頂けませんでした」
知事への緊急連絡ができなかった理由を「携帯番号を教えてもらえなかったから」と答えたのです。これについて、知事は…。
<川勝平太知事>
「携帯の電話番号を教えてくれと言われたことは一度もありません。また教えてくれと言われれば拒否する理由はどこにもありません」
<記者>
「田辺市長が知事に携帯番号聞いたが、教えてもらえなかったと言ったのは事実ではないか?」
<川勝平太知事>
「そうですね、虚言ですね」
田辺市長の発言は「虚言」だと一蹴し「首長が連絡できない場合は副市長や行政幹部ができなければならない」と述べました。
<川勝平太知事>
「きょう(番号を教えて)ほしいという要請があったらしいということで、即、市長さんの携帯電話に私の携帯電話が登録されるように調整します」
果たして、携帯番号を知れば2人の連携は深まるのでしょうか。台風シーズンが続く中、一刻も早い行政対応の検証が求められます。
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