先月から行われている日米の共同訓練「アイアン・フィスト」で、離島奪還を想定した上陸訓練が実施されました。
金武町にあるアメリカ軍ブルービーチ訓練場で1日に実施されたのは、敵国に占領された島を自衛隊とアメリカ軍が共同で奪還することを想定した訓練です。
日米の隊員およそ400人が参加し、水上ボートで上陸したあと、車両などを陸揚げする一連の流れを確認しました。

陸自水陸機動団長 北島一陸将補
「今まさに我々には、日米共同の抑止力・対処力を強化することが求められています。とりわけ島しょ防衛能力の強化は喫緊の課題です」
米海兵隊第3海兵遠征旅団 トレバー・ホール司令官
「演習は、実際に共に行動する可能性が高い部隊が、実際に展開する可能性のある地域で実施されるときに最も大きな価値を発揮する」
「我々の統合された戦力によって、この地域のあらゆる脅威に対し抑止力を提供する」

今回の訓練には、キャンプ・ハンセンとシュワブにまたがる「中部訓練場」での地上交戦訓練も含まれています。
またこの日はオーストラリアやフィリピン、ドイツなど、5か国の陸軍や海兵隊員が視察に訪れていました。
日米共同訓練「アイアン・フィスト」は今月7日まで九州・沖縄の各地で実施されます。
