沖縄の長寿のお祝い「カジマヤー」といえば、地域を練り歩くパレードが一般的ですが・・・96歳にしてファッションショーのランウェイに挑戦したご長寿がいるんです。健康と美の秘訣とは?

優雅なフォルムのドレスに描かれた南国の植物の生命力や美しさ。創設10周年になる沖縄のファッションブランド「taion(タイオン)」です。
先週末に開催したファッションショーでは、世界の市場を意識した新しいコレクションを発表し、関係者の注目を集めました。

このステージにモデルとして起用されたのが川島竹子さん。1928年=昭和3年生まれの96歳。
▼川島竹子さん(96歳)
「はい、どんな顔になっているかわかりませんけど」
上品な物腰が印象的な川島さんは神戸出身。沖縄国際海洋博覧会の年に移住して50年になります。カジマヤ―をむかえる年齢とは思えない若々しさがブランドマネージャーの目にとまり、今回の出演につながりました。
▼taionブランド・マネージャー大坪奈央さん
「うん、いいよ、バッチリ。めっちゃきれい」
「それぞれの人生のアニバーサリーの記念日に使っていただきたいということで、マリアージュという(ブランドコレクションの)定義をしたんですね。カジマヤ―=97歳で若々しくファッションを楽しんでいらっしゃるということで、ファッションショーに歩いていただきました」
新しいコレクション「マリアージュ」は、結婚式や還暦祝いなど人生の記念日に着る服を想定しています。
カジマヤ―の川島さんはショーのトリ。出番まで、客席でプロのモデルの動きを確認しながらイメージトレーニングです。
▼エスコート役の男性とやりとりする川島竹子さん
「1回止まって、歩いて、戻ってくる、最初のところに」
ー緊張していますか?「いや、緊張はしないけど、恥ずかしいなと思うの」