佐賀市で28日、AIなどの最新技術を活用した「スマート農業」の研修会が開かれました。

コメ農家などの負担を減らす対策として期待されています。

最新の農業機器を体験

佐賀市北川副町で開かれたスマート農業の研修会。

市内のコメ農家などおよそ70人が参加し、最新の農業機器を体験しました。

RKB 金子壮太記者
「GPSシステムを搭載した田植え機です。自動操縦なので手を放しても苗を植えてくれます」

GPSで位置を正確に補正してくれるため、誰でもベテラン農家と同じくらいの精度で作業を行うことができます。

こちらはAIを搭載した肥料散布用の農業機器。

人工衛星から生育状況や気象情報などの画像データを入手し、1枚の田んぼの中で場所ごとに最適な肥料の量を自動で計算してくれます。

コメ農家
「よかったです。前見なくても機械がまっすぐちゃんと行ってくれて。もうちょっと普及してちょっと値段が下がったら考えます」

コメ農家
「コメの価格は私たちが売る時点ではあまり上がってない。費用対効果が合えばいいけど合わないだろうね今は」

佐賀市ではこうした農業機器の導入に補助金を出していて、人手不足が続くコメ農家などの負担を減らしていきたいとしています。