岩手県大船渡市の山林火災は発生から3日目を迎え、これまでにおよそ1200ヘクタールが焼失しました。これは平成以降に発生した山林火災で国内最大となります。

おととい午後、岩手県大船渡市で発生した山林火災はきょうも消火活動が行われています。

きょうは午前6時半ごろから、通常の10倍の散水が可能な自衛隊の大型ヘリ2機を追加し、応援の防災ヘリを含めた15機による消火活動が行われています。

焼失面積はきのうまで600ヘクタール以上でしたが、きょう午前8時時点でおよそ1200ヘクタールに拡大しました。

総務省によりますと、大船渡市の焼失面積は1992年に北海道釧路市で発生した火災の1030ヘクタールを上回り、平成以降の林野火災で国内最大ということです。

建物の被害は84棟で、1340世帯3306人に避難指示が出されています。

きのうは、市内の県道で火災に巻き込まれた可能性がある1人の遺体が発見されていて、身元の確認が進められています。