小学生の女の子2人が殺害された「飯塚事件」の再審請求で、福岡高裁は、検察に対して「証拠目録」の開示勧告をしない方針を示しました。

この再審請求は、1992年、小学1年の女の子2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が執行された久間三千年元死刑囚の遺族が求めているものです。

27日行われた三者協議で、福岡高裁は、弁護団が求めていた「証拠目録」の開示勧告はしないと説明しました。

福岡高裁は、「証拠目録」をもとに事件記録を確認した結果、弁護団が重視している新たな証言に関する記録は見当たらなかったと伝えたということです。

弁護団は引き続き、証人の初期供述に関する記録がないか請求を続けるとしています。