若手プロゴルファーの田中章太郎選手が、中日・CBCチャレンジ「To THE CROWNS」2024-2025 富士可児大会で見事優勝を飾った。この勝利により、今春開催される第65回中日クラウンズへの出場権を獲得。23歳の新鋭が、プロの舞台で大きな一歩を踏み出した。

逆転優勝で中日クラウンズ出場権を獲得

2月26日、27日の2日間にわたり富士カントリー可児クラブ 可児ゴルフ場 志野コースで開催された本大会。初日は1アンダーの4位タイでスタートした田中選手が、2日目に5アンダーの好スコアを叩き出し、トータル6アンダーで優勝を果たした。

「初日は風が強く気温も低い中で難しいコンディションだったが、ボギーを2つに抑えてバーディー3つ、1アンダーで上がれたので、初日の内容としては合格点」と田中選手。2日目は「ただ攻めるだけではなく、ドライバーを使ったのは最終ホールの1回ぐらい。刻みながらしっかりピンを狙っていくゴルフがうまくはまった」と、戦略的なプレーが功を奏したことを明かした。

中日クラウンズへの意気込み

中日クラウンズは田中選手にとって初出場となる。「和合コースは、すごく難しいイメージがあって、プレーをしたことはないが、テレビで見ていると高速のグリーンだったり、難しいところがありそうだという印象」と語る田中選手。「まずは予選を通過して、上位に食い込んで優勝争いできれば最高」と意気込みを示した。

茨城県取手市出身の田中選手は、9歳でゴルフを始め、17歳でジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生となった。19歳でプロテストに合格し、2024年シーズンではツアーでも好成績を収めている。ショットメーカータイプの田中選手は、「しっかりチャンスをものにできるように頑張りたい」と、中日クラウンズでの活躍を誓った。