27日午後、北九州市若松区の温水プールで、天井から石こうなどでできたボードが落下しているのが見つかりました。
けが人はいませんでした。

27日午後0時40分ごろ、若松区古前の「若松体育館温水プール」で、プールの監視員が高さ3メートルの天井からプールサイドにボードが落下したことに気づきました。
石こうなどで作られたボードは、縦1.3メートル、横90センチ、厚さは2センチ、天井からつるされたはりに金属製のビスでつなぎ留められていました。
当時、施設は営業中で、プール内には利用者が10人ほどいましたが、プールサイドには人がいなかったため、けが人などの被害はありませんでした。
落ちたのは、プールの水深を調整する台を置いているスペースで、北九州市はすぐに施設の利用を中止し、臨時休館としました。
27日午後2時から専門業者による点検が始まっていて、安全が確認できるまで休館となります。
この施設は、1994年7月に完成した築36年の鉄筋コンクリート造りの2階建てです。
2022年に法定点検を実施していて、この時、天井に異常はありませんでした。
また、27日朝、目視による日常点検を実施したときには異常が見られなかったということです。
北九州市は、「温度や湿度が高いことが影響したのではないか」と話しています。













