26日の午後に発生した、岩手県大船渡市の大規模山火事では、これまでに少なくとも600ヘクタールを焼いて、現在も延焼中です。

気象衛星ひまわりによる衛星画像では、山火事によって発生した大量の煙が、帯状になって海上を遠くへと広がっていく様子が捉えられています。

衛星画像では、26日午後2時ごろから、山火事の煙とみられる薄茶色のエリアが大船渡の周辺から、帯状となって東へと広がっていく様子が映っています。

衛星画像(26日・午後3時30分)

煙は、太平洋の上空を帯状になって東へと伸びていき、その長さは100キロメートルを大きく超える長さにわたっています。海上には煙の影と見られる暗くなった部分も見られます。

【画像を見る】宇宙から見た大量の煙 太平洋上空を東へ広がる様子

衛星画像(27日・午前11時20分)

きょう(27日)の衛星画像でも、前日ほどではありませんが、煙とみられる白い帯状のものが東よりへと向かっている様子が確認できました。