悪徳商法や特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、愛媛県松山市内で26日、中学生らが高齢者の自宅を訪問し、注意を呼びかけました。

松山市消費生活センターが、久米中学校などと実施したこの取り組み。

26日は、ボランティア委員会に所属する3年生16人が、松山南署の署員らと一緒に、一人暮らしをする70代から90代までお年寄りの家を訪問しました。

生徒たちは、家庭科の授業で作ったメッセージカード入りのポケットティッシュやビラなどを配り、悪徳商法や特殊詐欺に注意するよう呼びかけました。


中学生
「最近特殊詐欺が増えてきているので、騙されないように気をつけてください」
高齢者
「ありがとうございます」

高齢者
「こんなに来ていただきまして、これからも気を付けたいと思う」
中学生
「緊張したが、高齢者の方々にこれ以上被害に遭ってほしくないので、家庭科の時間に一生懸命作ったティッシュを渡せてよかった。知らない人は家に上げないように気を付けてくださいと声かけをした」

警察によりますと、愛媛県内で去年1年間の特殊詐欺の認知件数は135件で、このうち65歳以上の高齢者が被害にあったケースが、およそ半分を占めているということです。