今週末の3月2日に山陰道の出雲多伎インターまでの8.9キロが開通するのを前に、26日トンネル内の交通事故を想定した訓練が行われました。

訓練が行われたのは、出雲湖陵インターチェンジと出雲多伎インターチェンジの間にある姉谷上ゲトンネルで、乗用車同士の衝突事故が発生し運転手の1人が負傷して、車の中に閉じ込められたという想定で行われました。

26日は、消防の救出訓練だけでなく警察の避難誘導や国道事務所による情報伝達など、事故が発生した際の連携体制が確認されました。

国土交通省松江国道事務所 伊藤法政 副所長
「(国道事務所では)パトロールもしているので、そうしたところで注意していきたい。(事故が)起こった場合にはすぐに対応できるよう情報連絡を行いたい。」

3月2日に開通する出雲から出雲多伎インターチェンジまでの8.9キロ。

これにより、山陰道は、鳥取県の大栄東伯から大田市温泉津町の石見福光インターチェンジまでつながることになり、松江市の島根県庁から浜田市役所までがおよそ10分短縮。企業進出や観光面、患者の救急搬送時間の短縮などの効果が期待されています。