室内にいる渡辺幸子園長「聞こえない、ホイッスル……」

(ピンポーン)
「あ! ワイヤレスチャイム。これが一番効果的かなって思います。防犯ブザーは(車の)中の響きはすごいんですけど、こちらでは聞き取りにくい」

2021年の福岡県中間市に続き、2022年9月に静岡県で起きた送迎バス置き去り事件。共通するのは、いくつもの人為的なミスが重なった「ずさんな安全管理体制」です。渡辺幸子園長は、ヒューマンエラーが起こり得ることを想定し「万が一」に備えることが重要だと話します。

渡辺幸子園長「みんな気をつけていると思っているけど、事故が起きてしまうんだ、と。自分たちも、何かがすり抜けてしまうことが絶対起きないとは言えない。しっかりとみんなで話しあいながら、共有しながら進めていかないといけないのかな、と」
◆置き去り防止のセットも販売開始
一方で、置き去りを防ぐには、ハード面での対策強化も欠かせません。こちらは、愛知県の企業が開発した「車内置き去り防止システム」。
「エンジンを切ると同時に、ブザーが鳴ります」
