時間外労働の削減などに積極的に取り組む企業に贈られる「岡山働き方改革パイオニア企業」の今年度の受賞企業が決まり、岡山市内で表彰式が行われました。

「岡山働き方改革パイオニア企業」は岡山労働局などで作る団体が毎年表彰しているもので、これまでに26の企業・団体が選ばれています。
7回目となる今回は畳の縁(ふち)につけられている布=畳べりの製造・販売を行う倉敷市の髙田織物が選ばれました。髙田織物は取引会社に自社の時間外労働削減の方針を伝えた上で、受注量が多い時には発送を翌日に変更してもらったり、午後5時以降は留守番電話対応にしたりするなどの働き方改革に取り組んできました。
また有給の取得率は74.6パーセントで全国平均の65.3パーセントを上回っている点も評価されたということです。
(髙田織物 高田尚志代表)
「そういう側面が取り上げていただく表彰はあまり経験がない。でも一番知ってほしいところだったので嬉しいです。本当に働きやすい職場になれているのかどうかはこれからも大切にしていきたい」
岡山労働局はパイオニア企業の取り組みの情報発信を通じて、働き方改革に取り組む企業が増えてほしいとしています。