今週、東京都が公式のアプリをスタートさせました。キャンペーンなどに参加するだけで買い物に利用できるポイントがもらえるなど、“お得さ”を打ち出しています。はたして、今後の狙いは?
イベント参加でポイントゲット 東京都公式「東京アプリ」とは?
熊崎風斗キャスター:
今週、東京都の公式でリリースされたのが「東京アプリ」と呼ばれるもので、無料でダウンロード・サービスを利用することができます。

利用するためには氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレスなどの登録が必要です。
アプリ内で、“社会的意義のある活動”に参加すると、アプリにポイントが貯まります。貯まったポイントは「au PAY」や「d払い」のポイントに交換することができて、普段の買い物などに使うことができます。
今後は、他の事業者が追加される予定ということです。
では、何をすればポイントが貰えるのか、今後どういう目的があるのかなどを見ていきます。

まず、“社会的意義のある活動”というのは、例えば、3月23日に北区で開催される「桜ウォーク2025」というウォーキング大会で約3.7kmをゴールまで歩けば500ポイントが貯まります。
また、3月23日まで千代田区で開催されている「くりらぼベース」という子ども向けの無料デジタル体験に参加すると100ポイントが貯まります。
そして、3月15日にあきる野市で開催される「里山へGO!」という、落ち葉かきや堆肥作りなどの里山の保全ボランティアに参加すると1000ポイントが貯まります。

「東京アプリ」の利用対象ですが、都民以外も利用可能です。また、交換したポイントは東京都以外でも使うことができます。
では、なぜ都民・都内に限定しなかったのか、東京都デジタルサービス局の担当者は、「ポイントを誰が、どこで使うかよりも、行政参加や社会的意義のある活動を促進することが目的のため、対象を絞らなかった」と話していました。