中国の王毅外相は、国連安保理の閣僚級会合でパレスチナ情勢をめぐり「ガザはパレスチナ人の故郷」だとして政治的な交渉材料にすべきではないと訴えました。

中国 王毅 外相
「ガザとヨルダン川西岸はパレスチナ人の故郷であり、政治的な交渉材料ではない」

国連の安全保障理事会の閣僚級会合で議長を務めた中国の王毅外相は18日、パレスチナ情勢をめぐり「ガザは政治的な交渉材料ではない」と強調しました。アメリカのトランプ大統領が「ガザを所有し住民を移住させる」などと主張していることが念頭にあるとみられます。

また王毅氏は、イスラエルとパレスチナが独立した2つの主権国家として平和的に共存することを目指す「二国家解決」を維持すべきという認識を示し、パレスチナ人がパレスチナを統治することが重要だと訴えました。