限界を超えた先には…

沿道の応援や食べ物が魅力の熊本城マラソン。それでも、制限時間内に通過しないと脱落となる関門があります。

毎年、多くの脱落者が出る第5関門(29.8キロ地点)では、通過目前で無念の脱落となった人もいます。

――いまの気持ちは?
初参加のランナー「嫌なこと聞きますね(笑)何とか奮い立たせて走ろうと思ったけど、もう体が動かなかったのでしょうがないかな」

そして何とか関門を抜けたランナーを待ち受けるのが…。

記者「ラスト1キロ地点です、ここから続くのが急な上り坂。ランナーの皆さんは最後の力を振り絞っています」

――どうですか? 
ランナー「限界です…限界!」
――上り坂は? 
ランナー「きつい!」 
――人生とマラソンはどっちがきついですか? 
ランナー「・・・マラソンがきついです!」

富士山のコスプレをしたランナー「この坂がめっちゃきついです」
――『富士山』でも越えられませんか?
富士山のコスプレをしたランナー「こ、越えられないです!」

そして迎えた歓喜の瞬間。今年の熊本城マラソンは、93.44%のランナーが完走を果たしました。

母親「お疲れ~」
息子「皆さんの声援がすごくて、ものすごく力になりました」

台湾から「素晴らしかった、最高です!」

制限時間ギリギリで完走したランナー「関門あと5分と言われて、慌てて走りました。(フルマラソンは)一生に一回かなと思います」