備蓄米の放出を決めた政府はきょう、入札に参加する業者に説明会を開きました。準備が進む中、価格が安定したコメはいつ消費者の元に届くのでしょうか。
さきほど行われた農水省のコメの売り渡し説明会。
農林水産省 板倉博 食糧調査官
「迅速かつ的確に円滑な流通が確保できるよう、関係者の皆様のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします」
先週、政府が発表した21万トン、およそ32億食分の備蓄米について、入札など注意点が業者に説明されました。
参加者
「(Q.買い戻し要件について話は?)はい。ありました」
備蓄米は今後、早ければ3月中旬に集荷業者に売り渡され、その後、市場に流通し、下旬頃にはスーパーなどに並ぶ予定です。
コメ価格高騰の影響はきょうも…。
炊きたてのごはんに鮭や筋子など、厳選された具材の「特製おにぎり」が人気です。しかし、この数か月、米の値上がりに頭を悩ませています。
おにぎり専門店 米農園 田町店 中尾義貴 店長
「去年の8月9月頃に一気に、5キロで1000円上がって。1か月換算したら、10万円から14万円ぐらい上がっている。結構しんどい状態」
ただ、品質を下げるわけにもいきません。なくなく、20円から120円値上げしました。
おにぎり専門店 米農園 田町店 中尾義貴 店長
「お米が多く政府から出されることで今あるお米とかが安くなるなら、こちらとしても嬉しい限りです」
止まらないコメ価格。創業335年のコメの卸売店でも…。
金沢米穀販売 金澤富夫 代表
「11月現在、新潟コシヒカリ、魚沼産で3万1800円とかって書いてありますよね。今5万円しますから」
ホテルやレストランなどに卸していますが、コメがまったく手に入らず、今は店内に残るだけ。
金沢米穀販売 金澤富夫 代表
「多分こんな光景見たら父は怒りますよ。なんだこれみたいな。やっぱり米屋に米がいっぱい積んでないと景気が悪いみたいだし、活気がないとよく言われましたよ」
こうした中、需要が伸びているのが、外国からの「輸入米」です。牛丼チェーンの「松屋」では一部店舗で輸入米を利用しているほか、「吉野家」では去年から、輸入米と国産米をブレンドして提供しています。
去年、政府が輸入したコメは実に7年ぶりに全て落札。また、民間の輸入でも高い関税がかかりますが、今年度はすでに前年度の輸入量を上回る事態となっています。
きょうもスーパーに並んだコシヒカリは5キロで5000円超え。備蓄米が市場に出ることでコメの流通の目詰まりを打開し、価格が安定するのかが今後の焦点です。
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