2022年の夏の甲子園で、東北勢で初めて日本一に輝いた強豪・仙台育英学園高校の須江航監督が17日盛岡市で講演し、自立した選手の育成方法などについて語りました。

(仙台育英高校 須江航監督)
「本質的な話というのを生徒にする時には、私はいつもこう話しています。『誰もあなたのことは育ててくれない、あなたを育ててくれるのはあなただけだ』」

講師を務めた仙台育英学園高校野球部の須江航監督は「野球が教えてくれる本当に大切なこと」と題して講演しました。
これは岩手県高野連が毎年この時期に開催している監督会議の記念講演として行われたもので、17日は65校の監督や学校関係者らが参加しました。

(仙台育英高校 須江航監督)
「苦手なこと、不器用なこと、不得意なこと、短所に対して丁寧に対処するという習性がなかったら活躍の場が限られちゃうんですよ。しかし、本質的には短所が長所になることは絶対にないので、長所を伸ばしていくことが大事ではあるんです」

参加した各校の代表者は、メモを取りながら野球に向き合う生徒との接し方を学んでいました。