長野市と大町市や白馬村方面を結ぶ「白馬長野有料道路」が、16日から無料化されました。
沿線では地域の活性化に期待を膨らませています。


大塚記者:
「30年間にわたり有料だった、こちらの道路が無料化されました」

長野市と大北地域を結ぶ「白馬長野有料道路」。

これまでの利用台数は3800万台余りにのぼるといい、料金の徴収期限の30年が過ぎ、16日から無料化されました。

道路は1995年、長野オリンピック™の競技会場へ向かうアクセス道路の整備の一環として開通しました。


有料だったのはおよそ2キロの区間で、これまでは、普通車が210円、軽自動車が150円などの通行料金がかかっていました。

長野県道路公社によりますと、45億円の総事業費に対し、2024年11月までに63億9000万円の料金収入がありました。

一方で、有料道路を使わない場合は、従来の山間部の道を迂回する必要がありました。

白馬側にある「道の駅中条」では16日、無料化に伴う記念イベントが開かれました。

「無料化記念特価となっています」

地元の農産物の直売などには多くの人が詰めかけたほか、子どもたちが参加して餅つきも行われ、おしるこも振舞われました。

長野市内から来た女の子:
「たのしかった。おいしい」

訪れた人も地元の人も無料化を大いに歓迎しているようです。

長野市内から:
「今まで遠回りして通っていたんですけど、全然距離が違うと思ったので、今度からもっと来やすいと思いました」

長野市内から:
「白馬の方とかスキー場があるので遊びに行ってみたいなと思います」

長野市内から:
「(無料化に)なるって話が前からあったんだけど、なかなかならず、いつかなと思っていた」
「助かります。非常にありがたいです」

道の駅中条運営会社 eternalstory 池田圭志(いけだ・けいし)さん:
「長野市の中条地区から小川村、大町の美麻地区にかけて白馬までのルート、この地域が今まで以上に活性化になればいいと思っています」


長野オリンピックの際に整備された道路では、「志賀中野有料道路」が3月16日の午前0時に、「五輪大橋有料道路」が2026年12月25日以降に無料化される予定です。