同級生4人からのいじめを苦に自ら命を絶った当時17歳の深草 知華(ふかくさ ともか)さんをめぐる裁判できょう10月7日、新たに1人と和解が成立しました。


この問題は、当時県北の高校に通っていた深草知華(ふかくさ ともか)さん(当時17)が授業中に同級生4人から「死ねばいいのに」と暴言を吐かれるなどし2018年5月自ら命を絶ったものです。


知華さんの両親が元同級生4人を相手取り、去年4月に起こした裁判では現在1人と和解が成立していて、先月9月までに残る3人からも和解の申し入れがあっています
そしてきょう、いじめの事実を認めた上で謝罪し、損害賠償として10万円を支払うという内容で、新たに1人と和解が成立しました。


母 志乃さん
「(元同級生は)自分がした言動で(知華さんが)亡くなったのであればごめんなさい と」



父 智彦さん
「今から本当に向き合ってくれることだと信じています」

お父さんは言葉を詰まらせながら…


両親によりますと和解が成立した元同級生は裁判長からの問いかけに言葉を詰まらせながらも精一杯応えようとし、事態を重く受け止めている様子だったということです。


また、残る2人の元同級生についても協議を進めるとしていますが、和解の目途は立っていないということです。