公園内で多発する置き引きなどを未然に防ごうと福岡市の高校に通う17歳の女子生徒2人が啓発ポスターを制作し警察から感謝状が贈られました。

13日、中央警察署の西田哲也署長から感謝状を贈呈されたのは、福岡大学付属若葉高校の高校2年生・辻知世さん(17)と津田愛美(17)さんです。
2人は、福岡市中央区の大濠公園の利用者に不法投棄の禁止や置き引き被害への注意を呼びかけるポスターを制作しました。
大濠公園では、去年9月から10月にかけて置き引きの被害が相次ぎ、警察が周辺の学校に啓発ポスターの制作を依頼していました。
美術部に所属する2人が手をあげ、約1か月かけて、計4枚のポスターを制作したということです。

置き引きをテーマに描いた辻知世さんは、「街のために描きたいと思った。英語も書いてあるので、日本人だけではなく外国人にも届いてほしい」。

不法投棄をテーマに描いた津田愛美さんは、「ポスターを見て、犯罪が減ったり無くなったしたら嬉しい」と話しています。

西田哲也署長は、「地域の高校生が手を挙げて描いてくれたことに感動した。決意を新たに犯罪抑止に取り組んでいきたい」とコメントしました。
ポスターは、今後、大濠公園の敷地内に掲載されるということです。