寒さが増して、「おでん」がおいしい季節になりました。青森県内では、八甲田と岩木山で初冠雪を観測した6日に訪ねたのは、青森市古川の路地にたたずむ「横山商店」常連客に「はるえ食堂」と呼ばれ愛されています。

88歳の横山はる江さんが55年間1人で切り盛りしていて、名物として親しまれているのが「生姜味噌おでん」です。

煮干しがきいただしでこんにゃくやちくわ、大角天に卵などをじっくり煮込んでいます。

※横山はる江さん
「仕込むのはここに来てからだから、だしをとってから朝7時半過ぎだ」Q.どれくらい時間がたてば味が染みてきますか?「今ちょうどいいのでは」

ということで、その場で熱々をいただきます。好きな具材を皿に盛り付けてもらい、最後に味の決め手、生姜味噌をたっぷりかけます。

※今野七海記者
「いただきます。きょうはとても寒いですが、体が温まります。ショウガの風味と甘さがあってこれぞ青森の味です」

青森のおでんに欠かせないのがこの「生姜味噌」です。

※横山はる江さん
「味噌は砂糖を入れて煮て、冷めてからショウガを入れて、それが青森の生姜味噌。ショウガは体にいいから。温まるし」