台風15号の際、3人がけがをした浜松市天竜区の土砂崩れを巡り、市は人為的につくられた盛り土は8000㎥におよんでいたと発表しました。また、崩落の前にも住民から通報があったことを受け、市の対応の検証などを行う第三者委員会が設置されます。
<野田栞里記者>
「土砂崩れの発生から10日以上が経ちました、きょうの緑恵台も雨です。現場には重機も入り連日作業が進められています」
9月24日未明、浜松市天竜区緑恵台の住宅地で発生した土砂崩れでは、住宅3棟が全半壊し、3人がけがをしました。この土砂崩れを巡っては盛り土が被害を拡大した可能性が指摘されていました。
<浜松市 伏木章尋土木部長>
「8000㎥のうち3000㎥が流出、5000㎥はまだ残っている、うち2000㎥は再流出の恐れがある」
浜松市は人為的につくられた盛り土は8000㎥におよび、今回、そのうちの3000立米が流出したということです。市はこれまでに土砂を搬入した業者3社を特定。このほかにも、複数の業者が土砂の搬入を行っていたとみられ、8000㎥の盛り土を行う際には、静岡県の条例に基づく届け出が必要でしたが、今回、届け出はされていませんでした。
また、浜松市は2014年から土砂崩れの発生前までにこの現場に関する通報と相談をあわせて4件受けていたことを明らかにし、近く市の対応の検証などを行う第三者委員会を設置するとしています。
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