長崎県佐世保市に本社を置くタクシー会社ブルーキャブグループが次世代型電動車椅子「WHILL(ウィル)」を搭載し、タクシーを降りた後の移動もサポートする新サービスをスタートさせました。


日本生まれの電動車椅子。障害の有無を超えた新しい1人用の乗り物としていま注目されているのが「WHILL」です。


今回「WHILL」導入を決めたのはタクシー会社のブルーキャブグループ。

車の免許返納者が年間60万人に上ることを背景に、歩行困難者の気軽な外出をサポートするためタクシーに「WHILL」を搭載し、レンタルするサービスを始めました。


ブルーキャブグループ 円田 真 代表取締役:
「今まで叶わなかった“お出かけ”がこれで叶うようになる」


WHILL日本事業本部 池田 朋宏 執行役員本部長:
「免許返納自体がネガティブに捉えられるのではなくて、よりポジティブになるように」


レンタル料は乗車料金とは別に2時間2千円。

WHILLのみのレンタルにも応じます。操作はレバーひとつで、“介助者”の必要はなく、例えば、病院の中など、タクシー降車後に、今までは歩いていた場所の移動を支援します。


WHILLとタクシーの連携は全国2例目で、ブルーキャブグループでは、まず県内に2台を導入し、需要に応じて台数の増加も検討していく方針です。