通常、列車の運行が終わった深夜に行われる線路の補修工事が、愛媛県宇和島市内のJR予讃線で12日昼間に列車を止めて行われました。
その目的は「働き方改革」です。
宇和島市内の予讃線の高光駅構内に張り出された、一部運休を知らせる張り紙。
12日昼間に行われた補修工事では、ホーム付近の線路の下に敷き詰められた「バラスト」と呼ばれる石の入れ替えなどが行われました。
12日は、ずらされた枕木の間からショベルカーと人の手で古くなった石を取り除きダンプカーに積み込む作業が公開されました。
また線路付近に茂った草木の伐採作業も行われたということです。
これらの保線作業は、通常、列車の運行に支障をきたさない深夜に行われますが、JR四国では働き方改革の一環として、作業員の負担を減らすため今回初めて、列車の運行本数を減らしたうえで、昼間に作業を実施しました。
JR四国 保線課 徳武康一 副長
「昨今、労働人口の減少で、線路の補修を行う作業員の確保が難しくなってきている。働き方の改革と日中の明るい時間に行うことで、より安全に作業を行い、作業員の確保を目的とした」
この工事は、13日と今月18日から3日間行われる予定で、期間中はバスによる代行輸送が実施されるということです。
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