前市長の失職に伴う愛媛県西条市の市長選挙が10日告示され、前市長と前副市長による一騎打ちの選挙戦に入りました。
西条市長選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で、前市長の高橋敏明候補(67)と新人で前副市長の越智三義候補(61)です。
高橋候補は西条市出身の67歳。愛媛大学医学部の准教授や社会共創学部の教授を経て、おととしの市長選挙で当時現職だった玉井敏久氏を僅差で破り、初当選しました。
しかし、大型事業を議会に説明しないまま進めようとしたことや、職員へのパワハラ問題などをめぐり、議会から不信任決議を受け失職しました。
出陣式には、同級生らが応援に駆け付けました。
高橋候補は、自身の市政運営について、説明や合意形成が足りなかったと認めた上で「全てが間違っていたとは思っていない」と強調。実績として医師の経験を踏まえた医療や福祉の施策などを挙げています。
(高橋候補)
「私は、この1年6ヶ月前に、変えようと、いうことで立ち上がった。様々なことに立ち向かいましたけども、十分ではない。本当に、変えるためには、この決戦、この、西条の未来を、かけた決戦に、勝たなければ、ならない」
高橋候補は、議員定数の削減やごみ袋の無料化、市内循環バスの実施などを公約に掲げています。
一方の越智候補は西条市出身の61歳。1987年に旧西条市役所に入庁し、産業経済部長や経営戦略部長などを歴任し、玉井市政のもとでおととし11月まで副市長を務めました。
出陣式には、市議会の最大会派、西条自民クラブの議員や地元選出の県議らが顔を揃えました。
越智候補は、「信頼と対話の市政への立て直し」を前面に押し出し、対話や合意形成を重視する姿勢を強調。また、ハラスメント防止条例の制定などを公約に掲げています。
(越智候補)
「課題を解決していくためには、政策を進めていく、そのためには、議会との議論。また、県・国への要望、お願いすることはお願いしないといけない。そういったことも、本当に信頼関係が無いとできない。これからは、市民の皆さん、議会、国、県、対話と信頼で進めて参りたい」
この他、越智候補は、生活道路や学校などを対象にした生活インフラ重点整備緊急パッケージや、地域の産業強化と若者の地元就職の支援などを訴えています。
投票は17日に行われ即日開票されます。
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