子どもの視力の悪化が進んでいます。裸眼の視力が「1.0未満」の子どもが過去最高となったことが文部科学省の調査で明らかになりました。

文部科学省の2024年度「学校保健統計調査」によりますと、裸眼視力が「1.0未満」の子どもの割合が過去最高になったことがわかりました。

「1.0未満」の子どもの割合は、高校では10年前と比べて15ポイント増え、71.1%に。中学校や小学校でもおよそ7ポイント増えて中学校で60.6%、小学校で36.8%という結果に。

文部科学省は、視力の低下を防ぐには、長時間、近くのものを見続けないようにすることや、休み時間などにできるだけ外で過ごし太陽の光を浴びることが重要だとしています。

読書や勉強、スマホを見る際にも、できるだけ明るい部屋で対象物から目を離し、30分に一度は20秒以上、目を休めることを推奨しています。