フランス・パリでAI=人工知能についてのサミットが開催されました。首脳級会合ではAIの安全性や透明性などが議論されましたが、アメリカとイギリスは共同声明に署名しませんでした。

フランスのパリで10日から2日間にわたり開催された「AIアクションサミット」には、100か国近くの政府代表や民間企業が参加し、欧米や中国などで開発競争が続くAIについて議論されました。

11日には首脳級会合が開かれ、アメリカのバンス副大統領やEUのフォンデアライエン委員長らが出席し、AIの国際的な枠組みに沿ったルールなどについて議論されました。

共同声明では「AI技術の透明性や安全性を確保すること」などが盛り込まれましたが、アメリカとイギリスは署名しませんでした。

バンス副大統領は「過度な規制はAI技術を駄目にしてしまう」などと指摘していて、ヨーロッパとアメリカとの立場の違いが浮き彫りとなっています。