ニューヨークで「犬の散歩」が、仕事として今、注目されています。人によっては年収は10万ドル以上、日本円で1500万円を超えるそうです。
ニューヨークのマンハッタンでは、たくさんの犬をつれて歩く人の姿をよく目にします。その多くが犬の散歩を「仕事」としている人たちです。
べサニー・レーンさん(37)。13年前、学生ローンや家賃を支払うため「犬の散歩」をアルバイトとして始めましたが、いまやこの仕事だけで生計を立てています。
べサニー・レーンさん
「川沿いを歩くのが好きです。犬も私も安全ですから。この仕事の最優先事項は安全です」
およそ1時間の散歩で料金は1匹あたり35ドル、日本円でおよそ5000円です。2匹を同時に散歩させれば、時給はおよそ1万円。決して安い金額ではありませんが、依頼が殺到しているといいます。
べサニー・レーンさん
「毎日犬の世話をするのは喜びであり、幸せなことです。嬉しいことに、ビジネスは絶好調です。パンデミックの頃には予想もしなかったことです」
転機となったのは新型コロナでした。パンデミック期間中にペットを飼う人が急増したのです。動物愛護団体の調査によると、いまやアメリカの5世帯に1世帯がイヌやネコを飼っているということです。
特に最近はアメリカでもテレワークの見直しが進み、出社する人が増えたことから、富裕層だけでなく、ごく普通の家庭でも犬の散歩を代行するサービスへのニーズが高まっています。
いまや、フルタイムで働けば日本円で年収1500万円程度は期待できるそうです。
資格は不要。「犬を愛する心」だけあればいいということで、体験させてもらいました。
記者
「自分でちゃんと歩いてくれますね。これならなんとかやれそうかも」
Q.犬は言うことを理解してくれますか?
べサニー・レーンさん
「コミュニケーションはできますよ」
犬の散歩の料金は「1匹当たりの請求」なので、例えばこの人のように8匹の犬を同時に散歩させる技術があれば、時給は4万円ほどになる可能性も!
べサニー・レーンさん
「みんな分かっていないけど、大変な仕事です。でも、もし動物が大好きで、本当に犬の散歩を仕事にしたいのであれば、やりかたを教えてあげますよ」
体力に自信のある愛犬家の皆さん、ニューヨークで「犬の散歩」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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