岡山県真庭市の二川地区でのみ栽培されている伝統野菜「土居分小菜」。その調査・研究を行ってきた大学生らが地元住民に成果を伝える「報告会」が開かれました。
(ノートルダム清心女子大学 食品栄養学科4年 村上萌さん)
「認知度の向上や付加価値化が求められていて『こういう特徴が他の野菜と違ってあるんだよ』ということで広めていきたい…」

現在、地域の交流施設として利用されている旧二川小学校で開かれた報告会です。辛みと独特の風味が特徴だという「土居分小菜」。もともとは「土居分」という地域で作られていましたが、湯原ダムの建設にともない、産地そのものがダムの底に沈み、消滅してしまいました。

やがて土居分小菜は、住民らが移り住んだ二川地区で栽培されるようになったといいます。市場に出ることはほとんどなく、地元で漬物用の青菜として消費されてきたといいますが…