鳥取県が新たに公式ホームページを立ち上げたのは、その名も「スナバ国」。
鳥取のスナバと言えば、知事の「ダジャレ」が思い浮かびますが、一体どんな国なのでしょうか。

鳥取県がこのほど立ち上げたホームページ。
鳥取砂丘のラクダの写真をバックに「スナバ国」のタイトル。
「スナバ」と言えば…
鳥取県 平井伸治 知事
「鳥取にはスタバはないが、日本一のスナバがある!」

平井知事のダジャレの名作。「スナバ国」とは一体何でしょう?
鳥取県観光戦略課 伊藤康司 課長補佐
「実はこれ、知事がスナバ国と付けました。
観光庁が新しい旅の形というところで、第二のふるさとという事業を打ち出しました。そのモデル実証事業として鳥取県が取り組んでいる取り組みのひとつです」
豊かな自然や観光資源に恵まれる鳥取を「国」ととらえたアイデア。
「国民」を募集して、電子上の「パスポート」を発行することにしたのです。

では、国民になるための条件は?
鳥取県観光戦略課 伊藤康司 課長補佐
「鳥取県をこよなく愛していらっしゃる方、ちょっとでも気になっている方でも構いませんが、とにかく鳥取県に興味がある方」
前提条件は鳥取愛。
さらに魅力あふれる自然や文化、人の温かさなど、鳥取県をもっと好きになってもらうことが条件に加わります。

国民となりパスポートを取得した人は、県内を巡ることで豪華宿泊券が当たる限定キャンペーンに参加できるほか、今後は有料のモニターツアーも用意され、意見がスナバ国運営に反映されます。
コロナで落ち込んだ観光の起爆剤の効果も期待されるスナバ国。
一過性の観光地巡りに終わらせず、その奥にある鳥取の本当の魅力に気付いてもらうのが大きな狙いです。

鳥取県観光戦略課 伊藤康司 課長補佐
「水木しげるロード、大山、三徳山など全て回って頂いた後に、また鳥取県の新たな人に出会い、鳥取らしい体験をして頂いて、鳥取をどんどん好きになって頂いて、また来て頂く、そういう方を募集しています」
鳥取県を第二のふるさとと思って欲しい。
スナバ国にはそんな願いが込められています。