4日の真夏の暑さから一転。
5日は各地で一気に気温が下がり、最高気温が10度以上も寒くなったところもありました。
齊尾和之 記者
「きのうから一転、肌寒い日となったきょうの鳥取市、道を行く人たちの装いもがらりと変わりました」
道路そばの木が色付き始めた鳥取県鳥取市。
道行く人たちはジャケットやカーディガンを羽織り、街は一気に秋めいてきました。

市民
「のどが痛くなったりとか、朝起きたときに、すごく冷えて。きのうは窓を開けていましたが、きょうは全部閉めました」
急な冷え込みは島根県松江市でも。
街には半袖の人と厚着の人が混在していました。

市民は
「ちょっと冷え込んだのでセーターを今年初めて着ました」
「きょうから寒いとは聞いてたんですけど…結構寒いですね」
各地の最高気温は松江19.1度、鳥取21.4度、米子20度などとなっていて、特に米子は前日の31.1度から11度以上も下がりました。
なぜきょう、急激に気温が下がったのでしょうか?


石川博康 気象予報士
「それは前線通過の前と後で空気が入れ替わったためです。
きのうの前線通過前までは南寄りの暖かな空気が流れ込んでいましたが、前線が通過すると、今度は北よりの冷たい空気が流れ込みました。
そのため一気に気温が下がったのです」
気になるのは、今後の気温です。
もう、暑くなることはないのでしょうか。

石川博康 気象予報士
「予想天気図を見ても、あす・あさってと日本列島は季節を分ける前線の北側に位置します。
今後も秋の空気が流れ込みやすくなりそうで、長袖や羽織もの出番が多くなるでしょう」
島根県松江市にある松江中央郵便局にはこの日、2023年用の年賀はがきが到着しました。
気が付けば今年も残り3か月を切り、季節は一気に進んでいきます。