何が出るか分からない楽しさもあって人気となっているカプセルトイがいま、進化しています。県内では地元の人の心をくすぐるようなマニアックな商品が手に入る「ご当地カプセルトイ」が話題を集めています。

※小野寺紀帆キャスター
「外ヶ浜町に来ています。ここでいま手に入るのが町内にあるはただ酒店の看板のキーホルダー。地元スーパーの看板ロゴをデザインしたキーホルダー。地元民にはたまらないローカルグッズですね」


さっそく、キーホルダーのデザインにもなっているスーパーに入ってみると…

※小野寺キャスター
「ありました!地元民ガチャ。中には外ヶ浜町のご当地キーホルダーが入っています」


カプセルから出てきたのは、半世紀にわたって町民に親しまれている町内の食品製造会社がつくる「玉子とうふ」のキーホルダー。


地元の人なら誰もが知っているであろう名物や名所の看板などを象った全部で8種類があります。町の有志団体の発案で今年3月に制作が実現しました。


※マツオスーパー 石岡明沙実さん
「コロナ禍で人同士の接触が避けられる中、人口減少や高齢化でこのままでは地域の経済が回らなくなってしまうと思い、少しでもお客さまがいらっしゃればいいなと思ったのがきっかけです。」


お客さんは、ご当地カプセルトイの販売機の前で足を止め、興味深々の様子です。

※来店客は
「こんなの作っているのがすごい。これ絶対地元の人盛り上がるよ」「お店がなくなっても思い出だけじゃなくて形として残るのですごく良い取り組みだと思う」


SNSでも話題となり、この半年で2600個が売れ、予想を上回る大盛況ぶりだといいます。こうした知る人ぞ知るユニークなカプセルトイを利用してちょっと変わった取り組みをしている町も…