末永万智アナウンサー「金山町は雪が降り続いています。私は身長165センチなんですが、それをはるかに超える雪が積もっています」

しんしんと雪が降り続く奥会津、福島県金山町。全国有数の豪雪地帯です。道の脇には、大きな雪の壁ができて電柱は半分ほどが埋まっています。6日午前1時までの24時間降雪量は、65センチを観測して全国1位を記録。町は、2メートルを超える雪に包まれています。
金山町民「1回(雪おろしを)やってもあんなに積もっている。ずっとこんなに降ったことない。今回は異常だな」

人口の6割あまりが65歳以上と、県内で最も高齢化が進む金山町。

お年寄りにとって自分の背丈を超える雪を片づけるのは、大変な作業です。

金山町民「くたびれる。股関節と膝悪いから長くやると痛くなる」
一方、270センチほどの積雪が観測された只見町では…。

末永万智アナウンサー「雪まつりの会場は吹雪いています。雪像も雪を下ろす作業が大変だということです」
吹雪のなか、役場近くに作られていたのは、高さ12メートル、横30メートルの巨大な雪像です。町では、恒例の「雪まつり」を今週末に控えています。祭りの目玉となる雪像は、今週3日の月曜日に完成し、6日は雪像に積もった雪を下ろすなどして開催に向けた準備を進めていました。

只見町交流推進課 渡部一昭さん「直前に雪が降ってしまったが、会場自体は安全に運営ができるように、只見のたくさんある雪を見たり感じたりしてもらえるように準備していければ」
町では、予定通りにまつりを開催することにしていますが、町のインフォメーションセンターでは、只見線の運休による来場者の減少など雪の影響を不安視しています。県内では、7日午前6時までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、会津の山沿いで70センチ、平地で50センチ、中通りの平地で20センチなどと予想されています。

気象台では、寒気のピークは過ぎたものの、県内では6日の夜遅くから7日朝にかけ、再び寒気が強まる見込みで注意を呼びかけています。














