北陸の経済活性化を見据え、人材派遣などを手掛ける金沢市の企業が、技術者の育成などを支える研修施設を福井県越前市にオープンしました。

福井県では、電子部品や織物製造など、地場産業の慢性的な人材不足が課題となっています。

こうした中、金沢市のエー・オー・シーが福井県越前市に開校した「福井テクニカルセンター」は、電子部品関連などの技術者を育成するための施設で、企業から派遣された受講生は機械保全技能士など高いレベルの国家資格取得を目指します。

また、センターでは福井県の主要な地場産業の一つ織物製造についても、独自のノウハウを生かした教育プログラムを受けることができ、地域に根差すとともに、北陸の経済全体を意識した次世代の人材育成が期待されます。