連日お伝えしていますこの大雪ですが、今後の見通しについて、気象予報士の東さんとともに詳しくお伝えしていきます。東さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。まずは雪の振り返りから見ていきましょう。4日夜は、県西部、幡多地域に雪雲が流れ込んでいました。

5日になると、北西方向から流れ込んでいた雪雲が、わずかに西に変化しました。

西に雪雲が流れ込むようになり、午後6時は須崎あたりに活発な雪雲が見られます。

その結果、4日夜は宿毛市や四万十市などに大雪警報が発表されていましたが、雪の降るエリアが中部に移ったため、警報の発表エリアも中部寄りになりました。

中土佐町、越知町、佐川町では大雪警報が発表されています。今後の雪の降り方には警戒してください。
東さん、この大雪警報の発表基準は何ですか?
大雪警報は、今後12時間に30cmの降雪が予想される場合に発表されます。中土佐町はおそらく10cmですね。12時間に10cmの降雪が予想されるため、警報が発表されています。
このあと夜になると、先ほどご覧いただいた赤色の警報が発表されているエリアで、ピンクの大雪の表示が出てきます。

このため、これらの地域では再び降雪量が大幅に増える可能性があります。風向きによっては高知市にも雪雲が近づく可能性がありますので、中部地域にお住まいの方も、最新の気象情報をご確認ください。
先ほどお伝えしたように、今後12時間で最大25cm程度の降雪が予想されます。これは、5日夜遅くから6日明け方にかけての時間帯です。

高吾北・高幡地域では、赤色の表示がついている時間帯は特に大雪に警戒してください。6日午後になると黄色の表示も消え、午後は一旦、止む間がありそうです。しかし、雪の影響はまだ続きます。少し落ち着いてくるんですが、雪の影響はまだ続きます。

6日夕方までの24時間で、平地では10cm、山地では30cmの降雪が予想されますが、そのほとんどが6日明け方までの12時間に集中する見込みです。特に山地では、30cmのうち25cmが6日明け方までに降ると予想されます。5日夜から6日明け方は、まとまった雪に警戒が必要です。金曜日、土曜日にかけても雪は続く見込みです。山地では引き続き30cm、20cmの降雪が予想されます。

交通機関の乱れに注意してください。すでに運休が決まっている列車や、通行止めになっている道路があります。時間に余裕を持って行動しましょう。6日朝は除雪作業が必要となります。除雪中の事故に注意し、雪かきは複数人で行うようにしてください。
雪かきは、先ほどもお伝えしたように、1人で行わないようにしてください。雪に埋まってしまった場合を考え、携帯電話などを持ち、助けを呼べるようにしておきましょう。
(気象予報士・東杜和)