2023年、福岡県水巻町で知人の女と共謀して姉を殺害し、通帳などを奪ったとされる女の裁判。5日開かれた控訴審の初公判で、弁護側は1審と変わらず、「姉を殺害していない」などと主張しました。
1審判決は無期懲役

起訴状などによりますと、住居不定・無職の辻和美被告(52)は、おととし6月、知人の岡村恵美被告(48)と共謀して、水巻町に住む姉の辻つぐみさん(当時52)の首を圧迫して殺害し、通帳3冊と印鑑を奪った強盗殺人などの罪に問われています。

1審の福岡地裁は、知人の岡村恵美被告との共謀を認定したうえで、「首を圧迫したのは和美被告以外に考えられない」として無期懲役の判決を言い渡しました。

5日に開かれた控訴審の初公判で、弁護側は1審と変わらず、岡村被告との共謀について否認したうえで、「姉を殺害していない」と主張し減刑を求めました。
控訴審は5日結審し、判決は2月18日に言い渡されます。

この事件をめぐって強盗致死などの罪に問われた知人の岡村被告は、1審で懲役20年の判決が言い渡され、控訴しています。













