甘くてフルーツのようなトマトとして人気があります。宮城県大崎市で、糖度が高い品種「デリシャストマト」の収穫が始まり、直売所や県内のスーパーなどに出荷されています。

デリシャストマトを生産している宮城県大崎市鹿島台のデリシャスファームです。40年以上前から栽培に取り組んでいて、例年と同じく1月中旬から収穫が始まりました。室温が10度前後に保たれた大型のハウス内では5日も、朝早くから生産者が赤く実ったトマトを選んでは手作業で摘み取っていきました。

デリシャストマトは、糖度が一般的なトマトの2倍近くあり、鹿島台地区の特産品として人気があります。

デリシャスファーム 今野さおり常務:
「甘酸っぱいトマトで果肉もしっかりしていて、フルーツのように食べられるトマト。皆さんにおいしく召しあがってほしい」

今シーズンは、日照時間が長く、天候にも恵まれて順調に生育が進み、酸味と甘味のバランスがとれたトマトに出来上がっているということです。

デリシャストマトは、糖度を測る機械で選別されたあと、農場の直売所のほか、県内のスーパーなどに出荷されます。6月下旬まで収穫が続き、例年並みの約120トンが出荷される見込みです。