サメの水揚げ量日本一を誇る宮城県気仙沼市で高級食材フカヒレを作るための天日干し作業が最盛期を迎えています。

気仙沼市の水産加工会社で行われているフカヒレの天日干し作業。

4日は気仙沼港で水揚げされたヨシキリザメの尾びれ1万枚を1枚ずつ網の上に乗せて丁寧に乾燥させていきました。天日干し作業はこの時期に北西から吹き下ろす「室根おろし」と呼ばれる冷たい風を利用して江戸時代から行われています。

中華高橋水産 戸羽悦郎さん:
「お客のためにより良い物を作ろうというのをメインに考えている。その想いでやっている」

フカヒレはこのあと90日ほど乾燥させるということで、この会社では今シーズンおよそ3万枚の生産を見込んでいます。出来上がったフカヒレは主に首都圏の高級料理店に出荷されるということです。