宮崎県高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町を管轄する西臼杵広域行政事務組合消防本部のパワハラ問題についてです。
組合議会の百条委員会が最終報告書をまとめ、管理者を務める高千穂町長に提出しました。
西臼杵広域行政事務組合消防本部では、複数の職員が上司からのパワハラを訴えたことから、組合議会が百条委員会を設置し、実態解明を進めてきました。
3日は組合議会の臨時議会が開かれ、百条委員会の佐藤さつき委員長が組合管理者の甲斐宗之高千穂町長に最終報告書を手渡しました。
報告書によりますと、職員や退職者などへの尋問を行った結果、幹部職員を含む上司2人からのパワハラが25件、上司1人からのセクハラが1件認定されたということです。
パワハラの具体的な内容は、個人の容姿や家族に対する誹謗中傷のほか、訓練中や酒の席で頭をたたくなどの行為が挙げられました。
こうした中、先月には被害を訴えた人を含む消防職員26人が、組合管理者の甲斐宗之高千穂町長らに「加害者が今後一切、消防本部で勤務しないことを強く要望する」などとした嘆願書を提出しています。
甲斐町長は、加害職員の処分について、弁明の機会も設けたうえで、今年度中に結論を出したいとしています。
(高千穂町 甲斐宗之町長)
「強い処分を検討せざるを得ないというふうに考えております。職員の心の傷、これをケアするためには、同じ職場で働かせるということは、私達の中では念頭にないと捉えていただいて結構だと思います」
パワハラなどの問題をめぐって消防本部では、先月に1人が退職。
この春にも、被害を受けた職員ら9人が退職の意向、または、退職を検討しているということです。
注目の記事
「それならお前を殺す」中3の息子(15)は少年4人から暴行を受け命を奪われた 角材で殴られ、コンクリートの塊を投げつけられ「頭がでこぼこにへこんでた」【少年集団暴行事件・第1話/全4回】

残る唯一の系統《北海道犬》5匹の子犬誕生 年間繁殖数は約7000匹⇒100匹 飼育を続けて半世紀…血統を守ろうと奮闘する80歳男性

「手相が変わる」ってホント? 運勢をみるだけじゃない!手相が示す健康状態と生活のクセ「医学」と「占い」それぞれの解釈

【旧網走監獄】雑居房の床下から謎の文章13枚が見つかる 服役囚が隠した理由と文章の中身…半世紀以上の時を経て明らかに、記述から探るリアルミステリー

「来熊」「来鹿」あなたは読める?意外と知らない九州・沖縄各県の「来訪・帰省」略語事情

「争奪戦になっている」1時間で完売のボンボンドロップシール 平成に流行ったシール交換が令和でもブーム









