2021年7月に発生した熱海の土石流災害をめぐり、被災者らが県に情報の公開などを求めていることについて、当時、副知事だった静岡市の難波市長は隠ぺいの意図はなかったと強調しました。

<難波喬司静岡市長>
「改ざんだとか、隠すという意図はありません。これははっきり申し上げたい」

熱海での土石流災害をめぐっては、一部の被災者らが県が重要な情報を公表しておらず、再検証の必要があると訴えています。

この問題について難波市長は1月30日に会見を開き、「現在の県の見解とは無関係」との立場を示したうえで改ざんや隠ぺいの意図はなかったと説明しました。

また、情報の公開や再検証の必要性について難波市長は、最終的な判断は裁判や県などに委ねるとし、自らの考えについては明らかにしませんでした。