互いの顔に炭を塗り合い1年の無病息災を願う岩手県矢巾町の奇祭「スミつけ祭り」が1日、行われました。

400年以上の歴史があるとされる矢巾町の「スミつけ祭り」は、これまで煙山の実相寺の境内で行われてきましたが、参加者の安全を考慮し広いスペースを確保するため、今年は初めて寺の近くの町営キャンプ場で行われました。きのうは町の内外からおよそ600人が集まり、火を付けたスギの枝の燃えさしから軍手に炭を取って互いの顔に塗り合いました。

(参加した男性)
「きょうは(子どもを)真っ黒にして帰ります。健康にすくすくと育ってほしい」

顔が黒くなればなるほどご利益があるとされ、顔を真っ黒にした参加者たちは皆笑顔を見せていました。