岡山市東区の西大寺観音院では、来月(2月)15日に、「会陽」=はだかまつりが開催されます。

それを前に、裸の男たちが奪い合う宝木の原木を受け取りに行く「宝木とり」がきょう(30日)未明に行われました。

午前0時、9人の使者が西大寺観音院の仁王門から芥子山の無量寿院に向けて出発しました。昔ながらの菅笠、手甲脚半に草履履きの使者たちは、提灯のあかりを頼りに、約4キロの道のりを無言で歩きます。

新月、満天の星のもとを時折厳しい風が吹き抜ける中、一行は約40分かけて無量寿院に到着。住職の祈祷を受けた一対の宝木の原木が、挟箱に納められ、授けられました。

原木は、宝木として形が整えられ、来月15日の夜、西大寺会陽で裸の群れに投げ込まれます。