■プロ野球 ヤクルト8-2DeNA(3日・神宮)
ヤクルトの村上宗隆(22)がプロ野球史上8人目となる三冠王を達成した。この日、DeNAとの最終戦を終え、今シーズン全選手の成績が確定。村上は本塁打56、打点134、打率.318の打撃3部門でリーグ首位を獲得し、2004年の松中信彦(ダイエー)氏以来18年ぶりの偉業を成し遂げた。さらにヤクルト球団では初の快挙で、22歳での達成は1982年の落合博満(ロッテ)の28歳を抜き、史上最年少記録となった。
この日、“4番・サード”でスタメン出場した村上は、4打数2安打で、打率は.318に上昇。リーグ2位の中日・大島洋平(36)の打率.314を上回り、首位打者が確定。さらに第4打席では、日本選手最多となる56号本塁打をついに達成し、大記録に花を添えた。
1回の第1打席はセカンドゴロ、3回の第2打席はレフトへのタイムリーを放ち、15試合ぶりの打点を挙げた。5回の第3打席はファーストゴロ、7回の第4打席は最終戦の最後の打席となり、悲願の56号達成。
本塁打56は王貞治氏を抜き日本選手最多をマーク。9月13日の巨人戦(神宮)で55号をマークしたが、以降14試合は57打席ノーアーチで記録更新とはならなかった。さらに打点は134に到達し、青田昇(巨人・1950年)とバース(阪神・1985年)に並ぶ歴代11位に浮上した。打率は歴代三冠王の中ではワーストだが、自身5年目で最高。
今シーズンの村上は、3月は6試合4安打の本塁打なしでスタート。4月1日のDeNA戦で上茶谷から第1号を放つと、徐々に調子を上げ5月終了時で15本塁打。6月は月別では今季最多の34安打14本塁打で、6月19日に打率3割台に突入すると、以降一度も2割台に落ちることなく数字を伸ばしていった。
7月31日、8月2日はプロ野球新記録の5打席連続アーチをマークし、8月は月間打率.440と絶好調。9月3日には今季最高の打率.341に到達したが、13日の55号達成後はノーアーチが続き、以降13試合で44打数5安打(打率.114)と不調ぎみに。打率も下降していったが、最終戦で15試合ぶりの打点と56号を記録し、有終の美を飾った。
■プロ野球歴代三冠王達成者【8人】
(球団、達成年、達成時年齢)
1 中島治康(巨人)1938年秋(29歳)
2 野村克也(南海)1965年(30歳)
3 王貞治 (巨人)1973年、1974年(33歳、34歳)
4 落合博満(ロッテ)1982年、1985年、1986年(28歳、31歳、32歳)
5 ブーマー(阪急)1984年(30歳)
6 バース (阪神)1985年、1986年(31歳、32歳)
7 松中信彦(ダイエー)2004年(30歳)
8 村上宗隆(ヤクルト)2022年(22歳)
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