MRTテレビ「Check!」では、去年、宮崎県警察学校の訓練に密着取材しました。
MRTの記者もこの訓練を体験させていただき、その厳しさをお伝えしました。

29日は、その初任科生たちが卒業の日を迎え、警察官として新たな一歩を踏み出しました。

去年6月、「Check!」では、警察官に採用されたばかりの新人警察官が、日々、鍛錬を重ねる県警察学校に密着し、訓練の様子をお伝えしました。

そして、29日。

(号令とともに起立)「初任科長期第86期生、24名」

卒業の日を迎えました。

式では、平居秀一本部長が「警察官の仕事に誇りと使命感を持ち、全力で取り組んでもらいたい」と激励。

総代の山下統世巡査が決意の言葉を述べました。

(卒業生代表 山下統世巡査)
「小さな犯罪も見逃さない正義感と、困っている人に自ら手を差し伸べられる優しさを持ち、県民の期待と信頼に応える強くしなやかな警察官となれるよう努力していくことをここに誓います」

これまでおよそ10か月間、県警察学校で逮捕術や法律などを学んだ18歳から35歳までの初任科長期生24人。
厳しい訓練の日々でしたが、誰一人として辞める人はいませんでした。

(卒業生 上田沙織巡査)
「日々みんなで一緒に乗り越えてきたことで、すごい思い出にもなりましたし、これから頑張っていきたいというふうに考えております。これからは、県民の安全安心を守ることを第一に、自分自身も日々成長していけるように頑張って、どんどん地域の方々と良好な関係を築いていけるように頑張りたいと思います」

卒業生のうち、最年長は理学療法士から転職し、警察官を志した35歳の萱原慎也さんです。

(卒業生 萱原慎也巡査)
「同期の支えによってここまで来れましたし、教官方のご指導ご鞭撻のおかげでここまで来れたので感謝の気持ちでいっぱいです。県民に頼られるような強く優しい警官になります。よろしくお願いします!」

これから各警察署に配属され、交番勤務などにあたる卒業生たち。強い決意を持ち、警察官への新たな一歩を踏み出します。