台風15号による記録的豪雨は、静岡県内のスポーツ界にも大きな影響を与えました。J1の静岡ダービーが延期となった一方、J2昇格を目指すJ3藤枝MYFCは10月1日、なんとかホームゲーム開催にこぎつけました。チームスタッフ、そして、選手たちの奮闘ぶりを追いました。
藤枝MYFCのホーム藤枝総合運動公園は台風で大きな被害を受けました。
<篠原大和カメラマン>
「代用の得点ボードが運び込まれています」
試合前日の先週金曜日の9月30日、スタジアムには準備に追われるクラブスタッフらの姿がありました。
<藤枝MYFC 徳田航介代表>
「電気がきていないので試合で使う発電機になります。地域の企業の皆様から無償で借りさせていただいています。水も電気もない中での運営になるので本当に助かります」
敷地内のいたる所に土砂が流れ込み、電気設備も大きなダメージを受けました。このため、スタジアムでは電気が使えず、エレベーターは止まったまま。トイレも真っ暗です。それでも、予定通り試合を行おうと関係者が一丸となって復旧に取り組みました。そして、迎えた当日。
仮設トイレや小型発電機を用意し何とか開催にこぎつけました。
<サポーター>
「開催できて本当に良かった」
「日程も詰まっていて選手たちにベストの状態で頑張ってほしいと思ってるので、本当にきょう(試合が)できてうれしく思っています」
明治安田生命J3リーグ第27節。藤枝イレブンは市民のために戦いました。前半16分、FW渡邉りょうが相手のボールを奪い待望の先制点を挙げます。
その後も藤枝は走り続けました。パスを繋ぎ、最後は横山!この日2ゴールの活躍などでYS横浜を圧倒した藤枝。4ゴールの快勝で、2位鹿児島との勝ち点差は1。悲願のJ2昇格は藤枝市民とともに成し遂げます。
<藤枝MYFC FW 渡邉りょう選手>
「J1の静岡ダービーは中止が決まっていて、その中で僕たちは開催することができた。本当に多くの方々の支えや協力があって試合を行うことができたので、やっぱり僕たちはそういう人たちに支えられているのを改めて感じました」
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