盛岡市のレクリエーション施設「ゆぴあす」が、配管の損傷とみられる漏水で2024年秋から温水プールと浴場の営業を休止しています。市は29日、地中の配管の損傷箇所を特定するための工事を始めました。

盛岡市上田小鳥沢にある「ゆぴあす」は、隣接する盛岡市クリーンセンターから地中に埋まる配管を通じて送られるごみ焼却熱で温めた水を活用した温水プールと浴場を備えた施設です。
2024年10月、この配管の損傷によるものとみられる漏水が発生し以降、施設は温水プールと浴場の営業を休止しています。
(甲斐谷キャスターリポート)
「きょう始まった作業、配管の損傷個所を見つけるための準備が進められています」
市は、これまで地上から配管の損傷箇所を調査していましたが特定には至らず、29日、地中を調査するための掘削を始めました。
配管は直径30センチ、総延長は400メートルで、今後は空気や水を通す試験を行い損傷箇所を特定する予定です。

(盛岡市クリーンセンター 猪狩義徳所長)
「きょうから工事が始まりましたので、なるべく早く再開できるように、安全に気を付けながら工事していきたいと思います」
ゆぴあすの温水プールの昨年度の利用者数はおよそ15万人と人気の施設で、早期の再開が待たれます。
体育館や会議室の貸し出しは通常通り行われています。