福島県いわき市は、山あいの地区の家々に車両が出向いて行政手続きを行うサービスを、2月から始めることになりました。

いわき市は、これまで山あいの地区には通信機能を積んだ車両が出向き、公民館などで行政サービスを提供していました。いわき市の内田市長は、2月から、山あいの地区を対象に、車両が家々に出向きサービスが受けられる「デマンド運行」を始めると発表しました。

対象となるのは、高齢者など市役所に行くことが困難な人で、住民票など証明書の交付やマイナンバーカードの保険証ひも付けなどができます。運行は2月7日からで、2月1日から市の公式ラインや電話で受け付けます。

いわき市によりますと、自宅まで車で出向く行政サービスは全国で初めてだということです。