海岸で、人気のマリンレジャー「SUP」に挑戦するのは、なんと警察官です。
遊んでいるわけではない、ということですが…その目的とは。
3日、島根県松江市鹿島町の古浦海水浴場。
入江直樹 記者
「あそこ…警察官がSUPしてますよ!」
サーフボードのような板の上に立ち、櫂で漕いで進む「SUP」に勤しむ警察官。

時に岸壁にぶつかるなどぎこちない感じですが、警察官は隣の男性の指導を受けているようです。
実はこれ、遊びではなく、沿岸警備パトロールなんです。

密航や密輸、密漁などの防止を進める沿岸警備の日にちなみ、松江警察署は市内のSUPインストラクタ―宇田川修さんに沿岸アドバイザーを委嘱。
この日は警察官も加わってパトロールに出動したのです。

参加した松江警察署員
「海に出る時に、少しでもみんながその気持ちを持って警戒してもらうと良いと思います。シーズンまでにもう少し私も体幹を鍛えたいと思います」
SUPインストラクタ― 宇田川修さん
「海をタダで使わせてもらってる感じを常に持っているので、何かお返しができたらなと思ってるところで、良いお話を頂いたと思いました」
これまでカヤック愛好家などにも委嘱している沿岸アドバイザーは、不審な出来事の通報や、他の愛好者への呼びかけなどでの活躍が期待されています。