次は、「値上げ」ではなく、「無償化」で子育て世帯を支援です。長期化する新型コロナの影響や物価高騰を受けて、青森市の小中学校で給食費の無償化が始まりました。

青森市立造道小学校の2年生の教室です。子どもたちが楽しみにしている給食のメニューは、人気の「サバの味噌煮」と「いももち汁」など6品。これで1食260円です。青森市の年間の給食費は、小学生1人当たり5万2000円、中学生は6万円ですが、これが10月から無償化となりました。ひと月あたりでは小学生で4300円あまり、中学生で5000円、家計の負担が軽減されます。

※児童は
Q.どんな気持ちで給食の時間になるのを待っていますか?
「楽しみに待っています。おいしかったです」
「いつも食べていて、ゼロ円にしてくれてうれしいなと思いました」

きょうは小野寺晃彦市長も子どもたちと一緒に給食を味わいました。

※青森市 小野寺晃彦市長
「無償化だからといって提供する食べ物を減らすことはありません。今まで通り、むしろそれ以上に中身を充実させて、食育に力を入れる青森市だからこそお届けできる給食を皆さんに食べてもらえればと思います。」

青森市の公立の小中学校には、合わせて約1万8500人が在籍していて、無償化には年間約10億円が必要で、市は今年度の半年分の5億円は、新型コロナの臨時交付金を財源に充てました。